今年は「村上春樹」⑳~海辺のカフカ 1~
ちょうど2ヶ月前に、今年になってから読み始めた村上春樹の途中経過を書いたわけですが、(下記参照)
http://jidaiokure-blog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_84f8.html
その後、「カンガルー日和」を挟んで、久々の長編「海辺のカフカ」を読み終わりました。
ここまで読んできた作品同様、これもまた思いっきり惹き込まれました。
例えば、以下の一部分で・・・
『何かを経験し、それによって僕らの中で何かが起こります。化学作用のようなものですね。そしてそのあと僕らは自分自身を点検し、そこにあるすべての目盛りが一段階上にあがっていることを知ります。自分の世界がひとまわり広がっていることに。僕にもそういう経験はあります。たまにしかありませんが、たまにはあります。(中略) 「そういうのはきっと大事なことなんだろうね?」と彼は言った。「つまりこの俺たちの人生において」 「はい。僕はそう考えています」(中略) 「そういうものがまったくないとしたら、ぼくらの人生はおそらく無味乾燥なものです。(中略) 「話せてよかったよ」・・・・(「海辺のカフカ」より)』
気付けてよかった。
経験できてよかった。
無味乾燥でなくてよかった。
実感しています。
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